それでもアナタは本当に脚を切りたいですか?


こんばんは。
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。

3月に入りましまたね~。
昨日は東海地方でも最高気温18度まで上がり、コートなしで身軽に過ごせ嬉しい一日でした♪

さて、今日は非常に興味深い写真を見つけたのでご紹介したいと思います。

私たちのショップでも、ビンテージサイドボードはとても人気の高いアイテムです。
みなさんリビングでテレビを置いて、テレビボードとして使いたいという方が多く、
実際我が家でもそのような使い方をしています。

そこで、サイドボードをご検討されているお客様から時々頂くご質問が・・・。

「今のままだとテレビを置くにはちょっと高いのですが、脚のカットってしてもらえますか?」

他店さんで、「脚カットも承ります!!」と案内があるのも知っています。
ショップの売上だけを考えたら、お客様のご要望にお応えする方がきっと賢いんだろうとも思います。

でも、当店ではあえて

「物理的に脚を切って短くしてしまうことは可能ですが、
うちでその作業をすることは控えたいと思っています。」

とお返事しています。

なぜか。

今のありのままが、一番美しいと思っているからです。

cm単位、ともすればmm単位にわたってまで、この家具造りに関わったデザイナー
そして職人たちの知恵や技術が盛り込まれて生まれた、言ってみれば「家具の黄金比」。

少しの狂いが、全てを台無しにしてしまうこともあり得ます。

それを痛感したのが、この一枚の写真。
G-planジープランのサイドボード、通称ロングジョンです。


これが当店で通常販売している、オリジナルのロングジョンです。↓

どうですか?
違いは一目了然ではないでしょうか・・・。

もちろんご購入頂いた後の商品はお客様のものですので、
どのようにお使い頂くことも全くの自由だと考えていますし、各ご家庭での環境や実用面から
加工した方が良いという場合もきっとあることだと思います。

ただ、私たちのもとから旅発つときには、やっぱり私たちが思うその家具の一番美しい姿で
再出発させてあげたいなぁ、とそんなふうに思うのです。

実際我が家では、高さ80cmのサイドボードにテレビをのせていますが、全く問題ありません。

脚カット。
もし悩まれる方は、一度一緒に暮らしてみてから判断しても遅くはないと思いますよ。

ご参考までに!