イギリス流。寒~い冬の過ごし方。


こんばんは。
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。

日に日に寒さが厳しくなってきましたね。

今日は、倉庫の近くのファミリーマートで、ホットジンジャーエールなるものを発見して
つい買ってしまいました。
「ホットで味わう新感覚の炭酸飲料!」そう言われると試してみたくなりますよね~。

まぁ想像通りの味でしたが、冷たいドリンクの売れなくなるこれからの時期に、
意外性で売り込むのは、やっぱりコカコーラでした笑
しかも、容量はホット缶コーヒーサイズだし!うまいな~。

さて連日の冷え込みの中、日本人だったら「鍋食べたい~」「おでん!」となりますが
こんな時イギリス人はどうなると思いますか?

基本的に食の季節感が薄いイギリスですが、やっぱり「パイ」かなぁ~と思い、
昨晩の我が家は、イギリス料理の「コテージパイ」を作りました!

この「コテージパイ」ですが、日本人なら初めて見た時ちょっと驚くと思います。

実は全然パイっぽくない、こんな食べ物なんです。


色どりや盛り付けにも気を使って、目でも食を味わうという繊細な日本人感覚からすると
この見た目一色で、しかも凹凸なしというシンプルさは、ある意味潔いでしょうか?

こんな大皿がテーブルの真ん中にど~んとおかれ、みなで取り分けて食べます。

具体的には、表面が結構厚めのマッシュポテトで、下にひき肉&玉ねぎや人参などに味付けしたものが
層のような感じになって入っているオーブン料理です。


使われている食材もそうですが、華やかさはない非常に素朴な食べ物なんですが、これが冬には
すごく合うんです!ほっこり暖かくなるような、やさしい家庭料理といった感じですね。

付け合わせには、グリーンピースやインゲン豆などのグリーン系がよく合います。

同じ要領で、フィッシュパイ、ポテトパイなどのバリエーションがありますが、どれも
いわゆる「サクっ」というパイではないんですね~。いつも不思議に思います。

このコテージパイ、とっても簡単です。
イギリス料理ってどんなの?と思う方、ぜひ一度作ってみてくださいね♪
詳しいレシピはこちらで。


イギリス11月の風物詩。


こんばんは。
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。

11月に入り、すっかり寒くなってきましたね。

何気に、昔住んでいたイギリスの港街ブリストルの天気をチェックしてみたら、
すでに今週は最低マイナス1の予報が!

暗くて、寒くて、なが~いイギリスの冬の始まりを感じます。

さて、11月のイギリスと言えば、他の国では行われていない独特のイベントがあるのをご存知ですか?

知っているアナタはかなりのイギリス通!

名前は、「ボンファイアーナイト(ガイ・フォークスナイト)」と言って、11月5日とその前後の週末に
街中のあらゆる広場などに集まって「たき火」をするという行事です。

「たき火」と言っても、日本のような「たき火だ、たき火だ♪あたろうか、あたろうよ~♪」のような
朗らかなイメージとは程遠く、たき火のなかで人形を焼いて祝う・・・というちょっとダークなお祭りです。


これにはちゃんと歴史的な意味合いがあり、
時は、さかのぼること今から約400年前。

1605年11月5日。

ガイ・フォークスという一人の男性が、
イギリスの国会議事堂に爆薬を大量に仕掛け、国王暗殺を企てました。

幸いなことに暗殺は未然に防がれ、ガイ・フォークスは捕まり処刑されましたが、
それ以来国王は、このような反逆が二度と起きないように、
11月5日にたき火(ボンファイヤー)を焚いて、その中にガイを模した人形を
投げ入れるという行事を始めたのです。

これが起源となり、現在では全英中でボンファイヤーナイト(ガイフォークスナイト)が行われるようになっています。
ロンドンなどの大都市では大々的に花火も打ち上げられ、11月の風物詩として定着しています。

かなりシュールではありますが、いかにも魔女や魔法などのスピリチュアルな文化が根強いている
イギリスらしいお祭りだと思います。


ベストシーズンとは言い難い、この時期のイギリスですが、
ボンファイヤーのお祭りや、夜空いっぱいに広がる秋の花火を見るというのも
なかなかB級なイギリスの楽しみ方かもしれませんね。


ただいまイギリスにて買付け中 2013summer


こんにちは。
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。

買付けに来ているイギリスより更新中。

久々に来ると、やっぱりイギリスきれいだなぁ。。。と改めて感動。
特にポール店長出身のコッツウォルズは、丘陵と谷が織り成す風景がハンパなく美しく、
リタイヤ後にイギリス人が住みたい場所として挙げられるだけのことはあるな、と納得。
癒されます。

さて、本日はかなりローカルなフリーマーケットにも足を運んできました。
ここは、私たちがイギリスに住んでいた時から通っていた、ガイドブックなどにも
もちろん載っていない、とっておきの場所。

地元の人たちが野菜や手作りパンなんかを売っている横で、意外な掘り出し物が平然と
並べられているので、侮れません。

最初の頃は、よい物を見つけるのにすごく時間がかかりましたが、最近は
歩いていると自然と目に飛び込んでくるようになりました。
まるで向こうから呼ばれているようなので、本当に不思議なものです。

さぁ、まだ始まったばかりの買い付けの旅。
さらなる出会いが楽しみです。

詳しい様子は、フェイスブックにて更新していますので、
ぜひそちらも「いいね」してみて下さいね~。