僕らのヴィンテージ
British Vintage? 英国ヴィンテージ家具って何?
「英国のヴィンテージ家具」と聞いて、どんなことが思い浮かぶでしょうか?
あまりピンとこない人も多いと思います。
なぜでしょうか?
例えば、北欧ヴィンテージ家具と言えば、ウェグナーやヤコブセンが思いつきます。
米国のミッドセンチュリー家具と言えば、イームズが頭に浮かびます。
英国のヴィンテージ家具だと??
ここに英国ヴィンテージ家具の独自性があり、僕が惹かれる理由があります。
北欧や米国の家具は、先にあげたデザイナーが牽引をします。
英国のヴィンテージ家具は、職人(伝統的な技術、手仕事)によって、育まれていきました。
根底には、ウィリアム・モリスによるアーツ・アンド・クラフツ運動があるのではないかと考えています。
産業化により工業が発展し、機械化による大量生産が19世紀以降、英国においても起こります。
それに反発するかのようにウィリアム・モリスは「役に立たないもの、美しいと思わないものを家においてはならない。(Have nothing in your house that you do not know to be useful, or believe to be beautiful.)」という名言を残しています。
職人による手工芸の復活と生活に密着したシンプルなフォルムや構造を重視する姿勢。
まさに、ブリティッシュ・ビンテージプラスが扱う英国ヴィンテージ家具、そのものです。
僕らは、このモノづくりに対する職人の姿勢、職人を支える文化、受け入れる文化、それらが大好きです。