【Nathanネイサイン社のチークサイドボード。
こちら、ネイサンのサイドボードです。
取っ手はローズウッド、本体はチーク材。
こう聞いて、ネイサン1960年代初期のCorinthianコリンシアンという最高峰のサイドボードを思い出しました。
なるほど、脚はちがうけれども、遺伝子をついでいるではないか。
ここで売っているサイドボードの時代、外形はだいたい同じであります。
サークルサイドボードもスクエアも、格子のやつも。
その中で、これは一番シンプルであります。
しかしながら、装飾がない分、一番木目が美しく見せることができるのであります。
正面から見ると、取っ手をなぜ濃い色のローズウッドにしたのか、理解できます。
木目の濃い部分と合っているのであります。
これが同じチーク材だとボケる。
だから、引き締める意味でも濃い色を入れる。
カウンターカルチャーが流行していた1960年代のロンドン、イギリスにおいては、少しシンプル過ぎたのかもしれません。
サークルサイドボードなどの方が、当時の若者にはウケたのかなと。
これはその当時は古臭く映ったのかもしれない。
しかし、一週回って、ミッドセンチュリーモダンのど真ん中、シンプルモダンであるのは、こちらのサイドボードである気もします。
経年変化を楽しむこともできる。
無駄な装飾はいらない。
いかにシンプルに。
ジープランなんかと比較しても非常にシンプルです。
唯一競う相手としては、サイドボードの王者、マッキントッシュのダンヴィーガンんですが、木目が際立つという点に関しては、こっちがリードしております。
さすがは、最高峰Corinthianの血を継いでいるだけのことはあります。
天翔龍閃であります。
個人的には九頭龍閃が好きです。
■メンテナンスとケア
クリーニング後、オイルメンテナンスをしました。
普段のケアは乾拭きにて。
半年に一度、あるいは汚れが気になった際に、HOWARD PRODUCTS社のオレンジオイルを使用すると良いです。
汚れが気になった際には、水拭きではなくオイルで汚れを落とす。
塗装され量産された家具とのケアの違いは、ただそれだけです。
古い綿100%のハンカチやTシャツの切れ端に、オイルをしみこませて磨く。
塗装は残っていますので、塗装を保護する目的です。
塗装というのは乾燥すると、お肌と同じように剥がれてきます。
オイル磨きは2~3分で終わります。その後、すぐに乾拭きしても良し。数時間おいて馴染ませてもよしです。
50年以上経過してもなお問題なし。
経年変化をさらに楽しめます。
職人の魂が入っていて、タフにできています。
■製造:1960~70年代 推定
■生産国:イギリス
■ブランド:ネイサン
■サイズ(cm):幅213/奥行45/高78
【当店の商品は全てヴィンテージ品】
多少のキズ(僕はそれをアジと呼んでいます)は、どの商品にも必ずあります。
それは、50年経過しないと表現できないもの。
それが、ヴィンテージを求める理由。
状態に関しては、写真をたくさん載せていますので、そちらをご確認くださいね。
ご不明点はお気軽にご相談ください。
配送料↓:配送ランク=家財便E
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