■店長のおススメポイント

↑色味はこちらが近いです。
ハンス・J・ウェグナー(Hans J. Wegner)がデザインし、デンマークの名門家具工房RY Møbler(RY モブラー)社で製造された希少なヴィンテージ・キャビネットです。
【RYシリーズの歴史と価値】
1950〜60年代の北欧家具黄金期において、「椅子の巨匠」と称されたウェグナーが、高度な木工技術を持つキャビネット専門メーカーRY Møbler社とタッグを組んで生み出したのが「RYシリーズ」です。モジュール構造による空間との調和と、無駄を削ぎ落とした機能美を追求したこのシリーズは、ミッドセンチュリー期におけるシステム収納の金字塔として、今なお世界中のヴィンテージコレクターから絶大な支持を集めています。
【デザインとクラフトマンシップ】
このキャビネットは、オーク材の美しく力強い木目が引き立つ洗練された端正なフォルムに、ウェグナーならではの細やかな意匠が光る一品。引き戸の取っ手部分に施された繊細な掘り込み加工は、突起をなくして視覚的なノイズを削ぎ落としつつ、滑らかな開閉と日常での使いやすさを完璧に両立させています。脚部と本体の接合部に見られる細部の仕上げや、全体を支える緻密なベース構造など、箱物家具(ストレージ)を得意としたRY Møbler社の卓越した職人技が随所に凝縮されています。
デンマーク家具デザインの歴史と、ウェグナーの緻密な構造美を日常の暮らしの中で愉しめる、一生モノの名作プロダクトです。

「引き算の美学」を受け継ぐ、やりすぎないレストア
ハンス・J・ウェグナーはかつて、自身のデザイン手法について「無駄な要素を取り除き、極限までシンプルにする『Purification(浄化・純化)』のプロセスだった」と語っています。
彼は過度な装飾や塗膜で素材を隠すことを嫌い、木の質感を活かした正しく誠実な構造美を追求し続けました。
だからこそブリビのフルレストアでは、構造や機能は新品同様に組み直しながらも、木肌の表面を必要以上に削り落としたり、厚塗りの塗装で均一に整えたりするような過剰なリペアはいたしません。
時代を経て家具が纏った傷や深み(パティナ)は、ウェグナーが意図した「素材の本質」と「暮らしの痕跡」そのものです。
不要な装飾を削ぎ落とした彼のデザイン哲学にならい、私たちもまた「やりすぎないレストア」によって、作品が持つ本来の表情を大切に引き出します。
ウェグナーの作品と向き合い、彼の思想を理解し、彼の家具を触り理解し、ウェグナーだったら、どのようにフルレストアするのか、考えに考え抜いた結果です。

↑店長の私見でこれが大きいやつかなと思うキズ。
これをパテで埋める行為、簡単です。
しかし、それはウェグナーの考える暮らしの痕跡を消す行為。
この痕跡がPatina(経年美)でもある。

↑サイズ感はこちら。店長等身大パネル172cm。
【商品スペック】
■製造:1970年代前後 推定
■生産国:DENMARK
■デザイナー:ハンス・J・ウェグナー(Hans J. Wegner)
■サイズ(cm):幅100/奥行48.8/高72 可動棚
■素材:オーク材
■配送:アートデリバリーセッティング(旧ヤマト家財便)にて、室内のご指定の場所へ配送スタッフ2名で設置します。事前にお気軽にご相談ください。
■加工:サイドボードやキャビネットの背面への穴あけはこちらから
■保管:1か月まで無料。2か月以上の保管はこちら
■取置:ご購入前の取置は5日間できます。取置の詳細はこちら。
■状態
この家具が歩んできた時間の表情——
その“パティーナ”を楽しみたい方にこそ、迎えていただきたい一台です。
ブリビでは、経年の風合いを大切にしながら、暮らしの中で心地よく使えるように、丁寧に整えています。
・ガタつき、ぐらつきはしっかり調整し、安心してすぐ使える状態です。
・脚裏・内部・背面まできちんとクリーニングし、見えない部分も気持ちよく。
・表面は手磨きオイルで仕上げ、思わず触れたくなるしっとりした質感に。
・床を傷つけないよう、脚裏にはフェルトを設置済みです。
"やりすぎて風合いを消さない。でも、雑にはしない。"
ヴィンテージが好きな方にとって、素直に「これ、いいな」と感じていただける仕上げを心がけています。
届いた日から、これまでの時間も、これからの時間も、一緒に育てていける味わいのある家具です。
■その他:商品の状態、搬入方法、詳細なサイズ、インテリアとの色味他、お気軽になんでもご相談ください!動画も撮影可能です。
■引取:倉庫での引き取りに関してはこちら。
■買取:ヴィンテージ家具の買取もしております。模様替え、お引越しなどの際は、ご利用ください。詳細はこちら。
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