ヴィンテージ家具と傷と経年変化と 『BRITISH Vintage+』
我々が対峙するヴィンテージ家具たち、それぞれに歴史が刻み込まれています。
ヴィンテージ家具は良質な木材と確かな職人の技術によって成り立っています。
だから、傷や汚れががあってもきれいにできます。
そのため、我々は基本的にはきれいな状態に仕上げをしています。
しかし、この棚は「あえて」使用感を残した商品としました。「あえて」です。
例えば、古民家の縁側の床、デニムのアタリ、吐きこんだ革靴のシワ。
しっかりと使い込まれたからこそ醸し出すことが雰囲気です。
良い「アジ」です。この「アジ」を大切にしていきたい。
きれいな状態のヴィンテージ家具も好きですが、個人的にはこっちも好きです。
もちろん、しっかりとオイルで磨き上げは行っています。
写真は、イギリスを代表する家具メーカーであるジェンティークJentique社のケースです。
本、食器、服、なんでもイケます。合います。
ご自宅でも、店舗でも、スタジオでも、使い勝手は間違いなしです。
是非あなたの歴史を刻みこんでください。
気になる方は是非ショップサイトまで。
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【お店のコンセプト】
品質第一、クラフトマンシップを大切に。ヴィンテージ家具は確かな技術でメンテナンスをしっかりして、磨き上げることで光沢を放ちます。我々はヴィンテージ家具の良さを最大限に引き出すメンテナンスを心がけています。
100年もののヴィンテージ家具に育てていける家具を提供していきます。
ビンテージ家具とディテールと神と
神は細部に宿る。
20世紀を代表する建築家であるミース・ファン・デル・ローエの言葉です。
聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
英国ビンテージ家具においても、同じ要素があります。
クラフトマンによって作られた家具たち。
サイドボードの取手、コーヒーテーブルの脚、テーブルの角の仕上げなど、美しい。
それらが、家具全体に与える影響も大きいです。
部屋全体に与える影響も大きくなります。
なので、細かいことも気になります。
細かいことを気にして、英国ビンテージ家具と向き合っています。
英国とタータンチェックと椅子と
突然ですが、タータンチェックと聞いてどんな柄を思い浮かべますか???
タータンチェックの歴史は古く、紀元前3世紀ごろまで遡るそうです。
当初は、スコットランドのクラン(clan)と呼ばれる氏族や部族が、自身のアイデンティティや所属を表すために特定の柄を用いていましたそうです。
中世から近世にかけての領土争いや抗争を繰り広げられた時期のタータンチェックは、戦闘服や軍服としても使用されました。
また、スコットランドの各地域で特定のタータンチェックが発展し、地域のアイデンティティを表す要素としても重要な役割を果たしました。
そのような混沌とした時期を経て、18世紀後半になるとタータンチェックの使用は制限されました。
19世紀になると、スコットランドのタータンチェックは再び注目を浴びるようになります。
そのきっかけはあのヴィクトリア女王です。女王がスコットランドを訪れ、スコットランドの伝統文化に興味を持ったことがきっかけです。
ヴィクトリア女王の支持により、タータンチェックはスコットランドの伝統的な衣装として復活し、広く愛されるようになり、現代に至ります。
ちなみに、タータンチェックはスコットランドの登記所にて管理されています。
タータンチェックを登録するためには、特定の基準と手続きが経る必要があります。
現在、数千種類のタータンチェックが登録されており、新しいパターンやデザインが継続的に登録されています。今も進化しています。
チェックと言えば英国、英国と言えばチェックですね。
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