ビンテージ・アンティークダイニングテーブルを子どもと楽しく使うコツ。
ビンテージやアンティークのダイニングテーブルって、とっても雰囲気が素敵でひかれる反面、お手入れが大変そう・・・と思ったことありませんか?
しかも小さな子どもがいる家庭だと、最初からあきらめてしまうケースも。
そんなあなたに!
ビンテージ・アンティーク家具店オーナーかつ現役ママでもある私が、自宅での使用例をもとにリアルな『本音』をご紹介いたします ^^
ぜひご参考ください。
まず、この手のテーブルがハードルが高そうに思われる原因としては
「ビンテージだから、アンティークだから古くて壊れるかも・・・」というよりも
テーブル表面の状態が大きく関係しています。
【現代のテーブルの場合】
テーブルの表面はウレタンという塗料がぬられていることがほとんどです。
手触りはつるっとしていて光沢がある感じで、耐熱、耐水において素晴らしい力を発揮します。【ビンテージ家具の場合】
シュラックという天然素材でコーティングされていたり、
浸透性のあるオイルや耐水効果の期待できるワックスが塗られていることが多いです。
仕上がりは木のもつ自然な風合いを活かした感じで、この質感がビンテージ・アンティーク家具の大きな魅力の一つです。
英語のことわざで「Win some,Lose some(勝つときもあれば負けるときもある)」というのが
ありますが、ことビンテージテーブルについては、
「風合いや味わいでは勝ちだけど、利便性では若干劣る」
という事実はあると思います。
といっても、この「ちょっとした不便さ」なんてすぐに慣れますし、ポイントを押さえて使えば全くなんてことありません!!
さて、ここからが本題。
3歳児と暮らすわが家で実際に気をつけていることは・・・
飲み物はコースターの上に置く
ビンテージ家具は熱と水分に弱いので、カップ&ソーサーのようにそれ自体がコースターの役目がない場合は、ペットボトル、缶、瓶でも同様。
慣れてくればこの位の時間ならコースターなしでも大丈夫、これは常温だから大丈夫と分かってくるが、それまでは特に子どもがいる家庭では「飲むときはコースター!」と
決めてしまった方が圧倒的に楽。
食事にはランチョンマットを使用する
わがやでは防水性のあるものを使用していますが、布製、革製なんでも良し。
子どもがまだこぼしたりする可能性があるうちは、防水性は非常に心強いです。
テーブルの際にあわせてピッタリ置いています。おやつも全てランチョンマットの上で。
友人で、熱々のラーメンを直置きで食べて悲惨なことになった人がいます。この一手間が大事!
熱々のグラタンやお鍋など高温の場合は、穴のあいた鍋敷きなんかだとそこから熱気がテーブルに伝わって跡になってしまうので注意!
食後に食べこぼしや汚れを拭き取る
ビンテージ品は水厳禁みたいに思われますが、しっかり固く絞ってあれば水拭きできます。
ただ、拭くたびに表面のオイルなどの保護剤はどんどん落ちていきますので、普段はランチマットのほうを拭いたり洗ったりすることで清潔を保つほうが追々楽だと思います。
濡れたら必ずすぐに拭き取ること
この「すぐに」が結構重要です。
すぐに拭いて乾いた状態に戻しておけば、もし多少白く水染みができていても次の日にはすっかり消えてきれいになっていることもあります!
それぞれのテーブルの素材によって細かな違いはあるかもしれませんが、この基本事項4点はほぼ共通です。
あとは普通のテーブルと同じように使っていって全く問題なし!
漠然と大変そうと思っていた方。意外とそんなに負担じゃないですよね?!
根っからの0型気質で、面倒なことは苦手なわたし。
最初は
「毎回コースター使うのかぁ・・・めんどうだな」と思っていましたが、
本当にビックリするくらいすぐに慣れます。
テーブルの片隅や見えるところに常に置いておけば、まったく苦にもなりません。
子どもがいる場合、もうそういう決め事にしてしまえば2歳くらいの子どもでも率先して
マットやコースターを並べる仕事をかってでてくれるので、親は助かる&子どもは役に立ててうれしいの相乗効果でみんなハッピーです。
しかもおままごとでもコースター付きのお茶を持ってきてくれたりして、ちょっとイイところの子みたい(笑)
いろんなデザインのマットやコースターを揃えて使い分けるのも、楽しいですよね。
一番かなしいのは、「も?、汚さないで!!こぼさないで!!」と親がプンプンしてしまうこと。
ちょっとくらいキズがついても染みができても、それが家族が食卓を囲んできた証!と思って大らかな気持ちで使うくらいがビンテージ・アンティークとの一番よい付き合い方かな、と思います。
さぁ、今まで欲しいけど・・・と悩んでいた方。
買ったはいいけれど、ダメージを恐れて常時テーブルクロスでおおって結局見えない(涙!)の方
家具は使って、使って、使ってこそ!
お気に入りのテーブルで、今というかけがえのない家族との時間をもっと楽しくて豊かなものにしていきませんか?