フォンセカFONSECAの代名詞ともいえる、脚と脚をつなぐ幕板のカーブ。
ゆる~い、このカーブが何ともいいんです。
ダイニングテーブルでもこのカーブは使われております。
そして、天板の薄さと側板からのはみ出し具合が好きです。
天板が外に出ているタイプのサイドボード、意外と無いのです。
何か気になって、しまうのです。
なんかいい感じ。
そして、引き出しの凸と凹。特に引出しの凹が良い。
一段目と二段目、二段目と三段目の取っ手が合わさる感じ。
結果、二段目には取っ手が二つある。
これは違和感です。
でもいい違和感ってありますよね。
それです。
なんかいい。
そして二段目と三段目の延長戦に配置された丸い取っ手。
仕事が細かい。
丸い取っ手は、フォンセカFONSECAシリーズ前のヴォルネイVOLNAYシリーズからの流れかな。
ヴォルネイVOLNAYシリーズとの違いは、木目。
年輪のようなものではなく、平行線の部材を使用することで、より北欧スタイルに寄っています。
シュッとした感じ。
かなりカッコいいです。
おススメの逸品です。
■メンテナンスとケア
クリーニング後、オイルメンテナンスをしました。
普段のケアは乾拭きにて。
半年に一度、あるいは汚れが気になった際に、HOWARD PRODUCTS社のオレンジオイルを使用すると良いです。
何かが付着して、カピカピになっているなんて時には、水拭きではなくオイルで汚れを落とす。
塗装され量産された家具とのケアの違いは、ただそれだけです。
古い綿100%のハンカチやTシャツの切れ端に、オイルをしみこませて磨く。
塗装は残っていますので、塗装を保護する目的です。
塗装というのは乾燥すると、お肌と同じように剥がれてきます。
オイル磨きは2~3分で終わります。その後、すぐに乾拭きしても良し。数時間おいて馴染ませてもよしです。
50年以上経過してもなお問題なし。
職人の魂が入っていて、タフにできています。
体重65kgの店長が乗って、耐荷重も確認しています。テレビ台としても問題なしです。
■生産国:イギリス
■デザイン:ヤンガー
■年代:1960年代
■サイズ(cm):最大値W209/D49.5/H75
扉収納は、幅57/奥行40。高さは左側30.5の棚板で上段20/下段19、右側29.5の棚板で上段18.5/下段20.5に仕切られています。棚板は固定式です。引き出しは幅73.5/奥行37/深さは1段目8、2・3段目9となっています。
目立った傷はなく、大切に使われてきたことが伺える綺麗なヴィンテージコンディションです。ロゴも残っています。
発送ランク:家財便E
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