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『脚へのこだわり強めのメレデューMEREDEWさん』 ヴィンテージ6段チェスト 商品番号【23067】

価格: ¥99,999 (税込)
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メレデューMEREDEWの6段チェスト 白黒写真

脚首?が細い。

こんなに細いのに、しっかりと支えています。

というか浮いているようにすら見えます。

メレデューMEREDEWは箱をいかに軽く見せるか、浮いているように見せるか。

かなり考えている職人集団であります。

軽いというのは、モダンスタイルにとって、重要な要素であると考えていたのだと思います。

それまでの、アンティークの太めの脚。

あるいは、装飾がついた脚。

そうではないぞ、というのを、深堀して考える。

そして、技術力の発展もある。

その技術も研究し、存分に使う。

結果、最大限に、箱を軽く見せるような、脚の形状。

ここにたどり着いたのではないかと、勝手に妄想しております。

近代建築のサヴォワ邸、ファンズワース邸、なんかを思い浮かべると、ごく自然な流れであります。

箱の木目も大事なんだけれども、そこもこだわっているんだけれども。

脚こそが、今この時代(1960年代)にとって大事な要素なんだよ!

メレデューMEREDEWの職人たちの雄叫びにも似た、こだわりが聞こえてくるのであります。


British Vintage Plusが考えるレッチワースLetchworthとメレデューMEREDEW メレデューMEREDEWは1910年代、ロンドンに位置しておりました。

全従業員とともに、その時期、レッチワースLetchworthに工場を移転しております。

ロンドンから約50kmです。

なぜ移転したのか。

一つは第一次世界大戦が関係していると。

ロンドンを避け、事業を職人を育てるために、田舎町のレッチワースに移転をした。

当時すでに移民が増え、ロンドンは人口過密の状態です。

工場拡大をするには、資金的にもどうなのかと。不動産も高騰している。

レッチワースLetchworthは、エベネザー・ハワードによって設立された都市です。

エベネザー・ハワードは著書『明日の田園都市』によって知られています。

都市と田園の長所を組み合わせた新しい生活様式を目指した都市。

緑豊かな環境と近代的な生活の調和です。

移転に際して、政府から補助金なんかも出ていたかもしれません。

しかし、このレッチワースLetchworthへの移転は大きな決断でもあります。

やはり大事にしたのは、家具を作るということ。職人を育てるということ。

緑豊かな環境に身を置くことは、木々が身近にあるということは、職人にとって大事な要素だと思います。

コンクリートジャングルならぬ、レンガジャングルのロンドンでは育たない感性。

その言葉で表現できないものへ、投資をして移転をしたメレデューMEREDEW。

そして、会社の決定についてきた職人たち。

ちょっとレベルが違いますよね。

結果、これが、都市の流行に流されることなく、一歩引いたデザインができた理由ではないかと。

エッジのきいたデザインはやらないんだけど、普通なんだけど、どこからも影響されていない感じ。

木目の使い方は、レッチワースLetchworthにいたからこそって感じ。



■年代:1960~70年代 推定
■生産国:イギリス
■デザイン:meredew
■サイズ(cm):幅60.5/奥行46/高125.5

引き出しは幅53.5cm、奥行き37.5cm、深さ13cmです。大きなダメージもなく総じて良好なコンディションです。ロゴも引き出し内部に残っています。

【当店の商品は全てヴィンテージ品】
多少のキズ(僕はそれをアジと呼んでいます)は、どの商品にも必ずあります。
それは、50年経過しないと表現できないもの。
それが、ヴィンテージを求める理由。
状態に関しては、写真をたくさん載せていますので、そちらをご確認くださいね。
ご不明点はお気軽にご相談ください。

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