G PLAN OVAL DINING TABLE
なぜこの脚の形状なのか。
クジラのしっぽと呼ばれるようになったのは、後からだと思う。
脚が、すべて地面に接しているわけではなく、ゆるやかなアーチを描いている。
構造的には難しい。
横の木目と縦の木目が出会う部分が美しい。
しかし、座ると脚は見えないのである。
しかし、ソファなどでくつろいでいるときには脚が見えるのである。
しかし、その時には椅子があるのである。
椅子の直線の脚と、このテーブルの曲線。
直線と曲線の混在。
あるいは4本脚ではないという視点から見ると?
四本脚ではなく、二本脚とも言える。
2で支えるのは至難である。
しかし、天板が空中に浮いているような印象を与えてくれる。
そして、脚がすべて地面に接していないので(ここは4点で支えている)、
天板が軽いという印象を持つ。
フリスビーのように投げたら飛んでいくのではないかと。
果たしてなぜなのか。
まだまだ考え続けていくのである。
■メンテナンスとケア
クリーニング後、全体をオイルメンテナンスをしました。
天板は塗装を剥がし、オイルワックス仕上げにしました。
触感がかなり良いです。
その代わり、水が嫌いになっています。
気になる方は、コースターやお盆などを使用してください。
僕らは、ワジミとか気にしないので、そのまま使っています。
それが良い。ヴィンテージをなおヴィンテージにさせる。
要は、天板が綺麗な状態が一番ではなく、使い込んでいくことが一番。
新品の状態が一番、というのはヴィンテージ好きとして違うかなと。
新品の状態が一番というのは、経年劣化に基づいた考え。
経年変化を楽しみたい。
スタッフたちもこの感じが好きな人多数です。
でも上記の通り、手間が少しだけかかるし、綺麗な状態が好きな人には向いておりませんので、ご購入は控えた方が良いと思います。
天板に塗装が残っているタイプをおすすめします。
この天板の触り心地は、ホントに良いので、こっちのテーブル!という人にはホントにおすすめ。
普段のケアは乾拭きやオレンジオイルにて。
半年に一度、あるいは汚れが気になった際に、HOWARD PRODUCTS社のオイルワックス(オレンジオイルとビーズワックスが混ざったもの)を使用すると良いです。
何かがカピカピになっているなんて時には、水拭きではなくオイルで汚れを落とす。
塗装され量産された家具とのケアの違いは、ただそれだけです。
古い綿100%のハンカチやTシャツの切れ端に、オイルをしみこませて磨く。
オイル磨きは2~3分で終わります。その後、すぐに乾拭きしても良し。数時間おいて馴染ませてもよしです。
50年以上経過してもなお問題なし。
経年変化をさらに楽しめます。
職人の魂が入っていて、タフにできています。
■製造:1960年代 推定
■生産国:イギリス
■ブランド:GPLAN
■サイズ(cm):幅163→209/奥行107/高72
◾️当店の商品は全てビンテージ品となります。心をこめてメンテナンスしていますが、多少のキズや汚れなどのダメージはどの商品にも必ず見られます。長年愛用されてきた味わいも含めて、ビンテージ品を楽しんで頂けると幸いです。
発送ランク:家財便E
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