親方、この取手が気になります。
特徴的なんだけども、特徴はないというか。
それそれ。それでいいんだよ。
それがいいんだよ。
と言いますと?
腕は見せるんだけど、個性は見せないんだよ。
職人は手が命。
アパガードみたいになったな。。
木を削り出して、この取っ手を考えたよ。
頭で考えたというよりも、手で考えた。
手が勝手に彫り進んだ。って感じだな。
なるほどですね。
上段の取手が60年後の今、短くなってしまってます。。
折れたのかな。
おお、やっぱりそうなったか。
でも、中心部は残っているだろう?
はい。
それでいいんだよ。
機能面は落ちていないから。
取っ手の木は、いつも触られる部分。
触られて少しずつ変形していくと思っていたよ。
100年は持つように作っているからね。
その中で、変化していくように作ったんだよ。
扉から少し浮いているから、折れることもあるかなと。
かなりヴィンテージ感が出ていて、正直かっこいと思っています。
親方の術中にハマっているのですね、私。。
↑名もなき職人に関するエピソード集
■製造:1960~70年代 推定
■生産国:イギリス
■ブランド:unknown
■木材:チーク
■サイズ(cm):幅182.8/奥行47(取手込み)/高76.5
左扉 幅50.8/奥行42.4(棚板35.7)/高上段20.7下段20.5
引出し 幅68.8/奥行34.8/高11
右扉 幅50.8/奥行42.4(棚板21.4)/高上段20.1下段20
■欲しいのは、キレイでナチュラルなしっとりとしたヴィンテージの質感。そのために、徹底したクリーニングとオイル磨きにこだわっております。
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