エリオッツ・オブ・ニューベリー。
1870年設立時はElliott's Moulding and Joinery Company Ltd。
ELLIOTTS OF NEWBURY。
ブランド名、E.O.N。
木彫り、建具製作を専門とする会社(組織)でした。
教会、銀行など公共施設の建具をつくったり、木製の回転扉などを発明しています。
1900年代初期の英国の教会。
ゴシックリバイバル(フライング・バットレスやステンドグラス窓)です。
ゴシックリバイバルでは、ウエストミンスター宮殿が有名ですかね。
ビッグベンです。
その装飾ですから、かなりの難易度です。テクニックです。
その職人が、一般家庭向けの家具を作っていたのです。
職人気質が強すぎ。
結果、他の家具屋と同じく1970年に経営難に陥り、1974年に100年超の歴史に幕を閉じます。
でもでも、上記歴史から分かる通り、職人魂が困られている逸品ばかりです。
店長お気に入りのブランドで、買い集めております。収集しております。
モノが良いんです。
かっちょいいのです。
かわいいのです。
丸い取っ手。
扉の取っ手。
脚の幕板の形状(まっすぐではなく、三角形)。
もちろん木目も。
一言でいうと、職人さん、センスいいね!って感じです。
ジープランG-PLANも良いけれど、こっちもよい。
あえてのこっちのほうが、センスがよい。
あると思います。
■メンテナンスとケア
クリーニング後、オイルメンテナンスをしました。
普段のケアは乾拭きにて。
半年に一度、あるいは汚れが気になった際に、HOWARD PRODUCTS社のオレンジオイルを使用すると良いです。
汚れが気になった際には、水拭きではなくオイルで汚れを落とす。
塗装され量産された家具とのケアの違いは、ただそれだけです。
古い綿100%のハンカチやTシャツの切れ端に、オイルをしみこませて磨く。
塗装は残っていますので、塗装を保護する目的です。
塗装というのは乾燥すると、お肌と同じように剥がれてきます。
オイル磨きは2~3分で終わります。その後、すぐに乾拭きしても良し。数時間おいて馴染ませてもよしです。
50年以上経過してもなお問題なし。
経年変化をさらに楽しめます。
職人の魂が入っていて、タフにできています。
■製造:1960~70年代 推定
■生産国:イギリス
■ブランド:エリオッツ・オブ・ニューベリー タグ無し
■サイズ(cm):幅185.3/奥行46/高75.5
【当店の商品は全てヴィンテージ品】
多少のキズ(僕はそれをアジと呼んでいます)は、どの商品にも必ずあります。
それは、50年経過しないと表現できないもの。
それが、ヴィンテージを求める理由。
状態に関しては、写真をたくさん載せていますので、そちらをご確認くださいね。
ご不明点はお気軽にご相談ください。
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