グラスゴー。
スコットランドの都市。
芸術と文化の都市。
チャールズ・レニー・マッキントッシュを代表とする、グラスゴー派が生まれた都市。
チャールズ・レニー・マッキントッシュは、英国ヴィンテージ家具のマッキントッシュとは別人物であります。
チャールズ・レニー・マッキントッシュ、ヒルハウスチェアで検索してみて下さい。
検索したら、当店に戻ってきてください!!
そして、これをベースにデザインされたのが、磯崎新氏のモンローチェア。
日本建築界である磯崎新巨匠にも影響を与えております、
こちらも検索したら、当店に戻ってきてください!!!
そんなグラスゴー派を生み出した都市にて活動を続けていたモリスオブグラスゴーMorris of Glasgow。
少し特異な存在であります。
ちにみにウイリアムモリスとは関係ないです。
創業は1884年とかなり古めであります。
大型客船の家具などを製作していました。
先のチャールズ・レニー・マッキントッシュは1868年生まれ、1928年没。
年代が重なっております。
家具製造の技術をベースに、グラスゴー派の影響を受けていたのは間違いなさそうです。
前置きが長くなりましたが、そんなモリスオブグラスゴーがつくったサイドボードがこちら。
グラスゴー派の直線的で幾何学的なデザイン(先のヒルハウスチェア)。
間違いなく、このサイドボードには影響が見て取れます。
外形は直線のみで作成されています。
直線美。
扉の木目のひし形のデザイン。
英国ヴィンテージの中でも独自の路線。
進化を遂げております。
グラスゴーは英国のガラパゴスであります。
ダーウィンもびっくりのサイドボートであります。
■メンテナンスとケア
クリーニング後、オイルメンテナンスをしました。
普段のケアは乾拭きにて。
半年に一度、あるいは汚れが気になった際に、HOWARD PRODUCTS社のオレンジオイルを使用すると良いです。
汚れが気になった際には、水拭きではなくオイルで汚れを落とす。
塗装され量産された家具とのケアの違いは、ただそれだけです。
古い綿100%のハンカチやTシャツの切れ端に、オイルをしみこませて磨く。
塗装は残っていますので、塗装を保護する目的です。
塗装というのは乾燥すると、お肌と同じように剥がれてきます。
オイル磨きは2~3分で終わります。その後、すぐに乾拭きしても良し。数時間おいて馴染ませてもよしです。
50年以上経過してもなお問題なし。
経年変化をさらに楽しめます。
職人の魂が入っていて、タフにできています。
■製造:1960~70年代 推定
■生産国:イギリス
■ブランド:モリスオブグラスゴー
■サイズ(cm):幅183/奥行46/高75.5
【当店の商品は全てヴィンテージ品】
多少のキズ(僕はそれをアジと呼んでいます)は、どの商品にも必ずあります。
それは、50年経過しないと表現できないもの。
それが、ヴィンテージを求める理由。
状態に関しては、写真をたくさん載せていますので、そちらをご確認くださいね。
ご不明点はお気軽にご相談ください。
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