VANSONは、W.G. Evans & Sons Ltdという会社名です。
なぜVANSONだったのか??
W.G. Evans & Sons
EvansのEはどこに行ってしまったのでしょうか??
EVANSONではなく、VANSON。
Eは英国の社会階級制度では、良くない意味なのか、それなのかな??
そんなこと気にしなそうですよね。
EVANSONより、VANSONのが良くね?
EvansがSonsに、お前は3文字だから、俺も3文字で。
俺とお前は、半分ずつで、この会社だから。
そんな感じだといいですね。
さてさて、前置きが長くなりましたが、こちらのサイドボード。
側面がゆる~いカーブを描いております。
このカーブ。曲木加工ですが、手間かかるやつ。
木目はあまり目立たない部分をあえて使用。
そうすることで、カーブや取っ手の四角が際立つ。
強めの木目だと、側面のカーブがボケる。
そんな感じ。
これはピーター・ヘイワードPeter Haywardというデザイナーによるもの。
当時はVANSONのヘッドデザイナーでした。
その他にも、Uniflex、ラフバラーLoughborough、ベイスクラフトBeithcraftでも活躍します。
ラフバラーLoughborough、ベイスクラフトBeithcraftは当店でも取り扱ったことありますが、どちらも好きな家具屋です。
この時期のピーター・ヘイワードのデザイン、サイコーです。
その後、ピーター・ヘイワードPeter Haywardは自身でも店舗を開いたそうですが、うまくいかなかったようです。
そりゃそうですよ。
職人の手から離れたら、家具は作れないんです。
当たり前っしょ。
職人から離れて家具は作れないのよ。
土から離れては生きられないのよ。
ピーター・ヘイワードが職人とともにモノづくりをしていた時の、傑作がこちらです。
↑色味はこちらが近いです。
↑天板グー。
↑側面エッジにヴィンテージなりのキズあり。
↑引き出し内フェルトは新調済み。
↓ピーター・ヘイワードがデザインした家具たち。自分でやらなかったら、もっとサイコーの家具たちを世に送りだし続けていただろうに。。
↑Uniflex
↑Loughborough
↑Beithcraft
■製造:1960~70年代 推定
■生産国:イギリス
■ブランド:ヴァンソンVANSON
■サイズ(cm):幅190.5/奥行48/高71
引出し 幅69/奥行39.3/高1段目7・その他7.5
開き収納 幅51/奥行45/高右側上段19.4下段21・左側上段20下段20.4
■素材:チーク材
■状態:ヴィンテージとして気になる点はありません。引出しはスムーズです。扉の開閉も問題ありません。ガタツキぐらつきはありません。脚裏、底、すべてを掃除後、オイルにて磨き上げました。脚裏へのフェルト設置を無料で行っています。問い合わせ不要ですので、ご購入時にメモ欄にご記載ください。
■多少のキズ(僕はそれをアジと呼んでいます)は、どの商品にも必ずあります。
それは、50年経過しないと表現できないもの。
それが、ヴィンテージを求める理由でもあります。
■こっちのヴィンテージの質感、一油入魂のリペア方針は こちらへ。
きたない、ぐっらぐら、引出しかたい、くさい、テッカテカはちょっとね。。
■あれってどうなってるのかなぁと、ちょっとでも気になることありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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