ビューティリティbeautility。
サイドボードでは取っ手が印象的なブランドです。
今回のモノは、カクテルサイドボードと言われるモノ。
上段真ん中がガラスの底板、背面にはガラスが用いられています。
英国のバーをギュッと濃縮したような雰囲気がそこにはあります。
ビューティリティbeautilityはカクテルサイドボード、多い気がします。
ジープランG-PLANやマッキントッシュMcIntoshでは見たことありません。
1960年代、大量生産の時代です。
結果的には、売れる商品を大量に作る。
これが利益を得るうえでは大切になってきます。
カクテルサイドボードなんて、通常のサイドボードより手間がかかる。
需要も少ない。
だから、大手は作らない。
しかしながら、ビューティリティbeautilityは作るんです。
パーティが好きな人だったのかもしれません。
市場分析とかではなく、自分が欲しいものを作る。
そんな職人だったかもです。
ビューティリティbeautilityの創業者はサイモン・サドフスキーSadovskyです。
東欧出身と推測されます。
そんな異国の地から、ロンドンでビューティリティbeautilityという家具ブランドを育てたサドフスキーSadovsky。
同郷の職人たちと、週末になるとパーティをしていたかもしれませんね。
上流階級の人たちも、カクテルサイドボードを持っていたそうですが、おそらくこのビューティリティbeautilityのカクテルサイドボードはそういった人たちではなく、普通の家庭向け。
だから、サイドボードの延長にミニバーを設けた。
昼間は東欧出身の女性が集まり、夫に内緒で?一杯やっていたかもしれませんね。そういう習慣もあったそうです。最高です。
あるいはティーパーティかも。
週末の夜にはみんなで、パーティ。
そんなことがないと、わざわざカクテルサイドボードは作らないんですよね。
でも、パーティをするには、バーが小さすぎかもですね。
いいんです、「うちにカクテルサイドボードあるから一杯やらないか?」。
サドフスキーSadovskyは、これが、飲む言い訳として欲しいだけなんです。
部下の職人は、サドフスキーSadovskyさんに呼ばれちゃったから、みんなで行こう。なんていって。
そんな?同郷への想いと、確かな職人技術でできています。
そして、ちょっとパーティを盛り上げるような、テンションを上げてくれるような、細部へのこだわり、デザインも見られたり。
ビューティリティbeautilityのカクテルサイドボード、隠れた銘品であります。
■製造:1960~70年代 推定
■生産国:イギリス
■ブランド:ビューティリティ
■サイズ(cm):幅137.5/奥行46/高104
左右引出し 幅32.3/奥行32.5/高11
中央開き扉 幅60.5/奥行32.5(棚板ガラス10)/高上段19下段13
下部両開き 幅66.3/奥行39.5(棚板25.3)/高上段17下段18
■欲しいのは、キレイでナチュラルなしっとりとしたヴィンテージの質感。そのために、徹底したクリーニングとオイル磨きにこだわっております。
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