メレデューMEREDEW。
なんか、いいなぁと思える家具屋です。
ギラギラした感じもなく、落ち着いている感じ。
一歩引いて、客観的に家具業界を見ている感じ。
その感じが伝われるメレデューMEREDEWのエピソード。
メレデューMEREDEWは1910年代、ロンドンに位置しておりました。
全従業員とともに、その時期、レッチワースに工場を移転しております。
ロンドンから約50kmです。
なぜ移転したのか。
一つは第一次世界大戦が関係していると。
ロンドンは中心部ですから、狙われやすい。
ですから、田舎町のレッチワースに移転をした。
また、当時すでに移民が増え、ロンドンは人口過密の状態です。
工場拡大をするには、資金的にもどうなのかと。
レッチワースは、エベネザー・ハワードによって設立された都市です。
エベネザー・ハワードは著書『明日の田園都市』によって知られています。
都市と田園の長所を組み合わせた新しい生活様式を目指しています。
緑豊かな環境と近代的な生活の調和です。
家具製作にはもってこいの環境であります。
あるいは、移転に際して、政府から補助金なんかも出ていたかもしれません。
しかし、このレッチワースへの移転は大きな決断でもあります。
都市の喧騒を離れつつ、家具製作に重点を置いていきたい、というメレデューMEREDEWの方針でもあったでしょう。
結果、これが、都市の流行に流されることなく、一歩引いたデザインができた理由ではないかと。
取っ手のデザインなんかは、普通なんだけど、どこからも影響されていない感じ。
木目の使い方は、レッチワースにいたからこそ。
↑手前の引出しは横方向の木目。奥の板は縦方向の木目。
取っ手は縦の楕円。あるようで、あんまり見ないデザイン。
なんでもないけど、なんかある。感じ。
それがメレデューMEREDEWです。
■ご使用時の留意事項
水が苦手です。
コースター、ランチョンマット、トレーなどをご使用ください。
熱さも苦手です。
暖かいコーヒー、紅茶、お茶など。
厚手のコースターなど、熱を通しにくいものおススメします。
乾拭きが基本となります。
仮に水拭きをする際は、硬く絞ってください。
マイクロファイバー系の布は、おススメしておりません。
水拭き後は乾拭きをしてください。
オイル減ったかな?と思ったら、オイルにてメンテナンスをしてあげてください。
そんなに難しくありません。
慣れてきたら、表面の感じでオイルした方が良いか、分かるようになります。
これであなたもヴィンテージ通です。
■製造:1960~70年代 推定
■生産国:イギリス
■ブランド:メレデュー
■サイズ(cm):幅112/奥行46/高69.5
左幅64/奥行29.5/高5.5
右幅42.5/奥行29.5/高5.5
引出し幅37.5/奥行39.5/高17.7
足回り幅64/高58
鏡幅50.5/高さ23
【当店の商品は全てヴィンテージ品】
多少のキズ(僕はそれをアジと呼んでいます)は、どの商品にも必ずあります。
それは、50年経過しないと表現できないもの。
それが、ヴィンテージを求める理由。
状態に関しては、写真をたくさん載せていますので、そちらをご確認くださいね。
ご不明点はお気軽にご相談ください。
配送料↓:配送ランク=家財便C
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